送料が最後まで読めない理由
「見積もりより請求が高かった」という経験がある担当者は多いです。原因は運賃そのものではなく、港着後に積み上がる費用構造にあります。
通常のLCL輸送は、海上運賃だけで見積もりを出すフォワーダーが多い。港に着いた後の費用は「別途」になっています。この構造を知らないまま輸送すると、毎回請求が変わります。
費用が分散する構造を理解する
通常のLCL輸送では、以下の4者が別々に費用を請求します。この構造を知らないまま
輸送すると、すべての請求書が揃うまで総額が確定しません。
- ① 船会社:海上運賃(中国の港から日本の港まで)。フォワーダー
の見積書に最初に記載されるのはこの費用です - ② CFS業者・港湾業者:CFS作業費・THC・デバンニング費用。港に
着いた後にコンテナから貨物を取り出し仕分けする作業の費用です。見積書に含まれて
いないケースが多い - ③ 通関業者:輸入通関費用。輸入申告の手数料です。基本料金に
加えて品目数・書類の複雑さで変動します - ④ 国内配送業者:港から指定住所までの配送費用。距離・重量・
配送時間帯で変動します
DIGISHIPはこの4つをまとめてオールイン料金として提示します。出荷前に総額が確定するため、港着後に追加費用が来ません。
追加費用が発生する4つのタイミング
港着後のCFS・THC作業費
LCL貨物はコンテナフレートステーション(CFS)でデバンニング作業が発生します。ターミナルハンドリングチャージ(THC)と合わせて、港着後に必ず発生する費用です。見積もりに含まれていないケースがあります。
デバンニング費用
コンテナから貨物を取り出す作業費です。LCLの場合は他の荷主の貨物と混載されているため、仕分け作業が発生します。重量・容積・貨物の形状によって金額が変わります。
国内配送の別手配
港から指定の配送先までの国内輸送が、海上運賃とは別の手配になっているケースがあります。距離・重量・配送先の条件によって費用が変わるため、最後まで総額が確定しません。
通関費用の変動
通関手数料は基本料金に加え、書類の状態・検査の有無・品目の複雑さによって変動します。HSコードが確定していない状態で輸送すると、通関で止まるだけでなく追加費用が発生することがあります。
総額を先に固定するための条件
オールイン料金とは何か
海上運賃・輸入通関料・国内配送料をまとめて提示する料金体系です。港着後の追加費用が発生しないため、見積もり段階で総額がわかります。関税・消費税・税関検査費は別途になりますが、それ以外は変わりません。
DIGISHIPはこのオールイン料金を採用しています。出荷地・重量・配送先を入力すれば、その場で総額の目安がわかります。
HSコードが確定していることが前提になる理由
オールイン料金で総額を固定するには、通関費用が計算できる状態である必要があります。HSコードが未確定の場合、通関費用が変動するため総額の固定ができません。HSコードの確認方法はこちらにまとめています。
なぜHSコードが確定すると総額が固定できるのか
総額を固定するには、関税額を事前に計算できる状態が必要です。関税額は「課税価格 × 関税率」で決まります。課税価格は商品のインボイス金額から計算できるため、事前に把握できます。一方、関税率はHSコードによって品目ごとに定められています。HSコードが確定していないと関税率がわからず、関税額が計算できないため、総額が確定しません。
逆に言えば、HSコードさえ確定すれば関税率が決まり、輸送費(オールイン)と関税・消費税を合算した「輸入にかかる総額」が出荷前に把握できます。これが原価計算と売価設定を先にできる状態です。
費用が読めないまま続けると何が起きるか
- 売価設定ができず、毎回送料を後から原価に乗せることになる
- 粗利の計算が請求書が来るまで確定しない
- フォワーダーへの依存が高まり、乗り換えにくくなる
- 担当者しか費用構造を把握できず、属人化が進む
費用の詳細を確認する
送料をすぐ確認したい方へ
出荷地・重量・配送先を入力するだけで、オールイン料金の目安がわかります。登録不要で使えます。
案件の条件を相談したい方へ
「うちの送料がなぜ毎回変わるのか確認したい」「総額を先に決めたい」など、状況をそのまま書いてください。