DIGISHIPの使い始め方|見積確認から初回輸送完了までの全手順

DIGISHIPを使う前に確認すること

DIGISHIPは中国から日本へのドアtoドア輸送をオンラインで完結させるサービスです。使い始める前に、自分の案件が対象かどうかを確認してください。対象外の案件を進めると、手続きの途中で止まることがあります。

対象となる案件の条件

  • HSコードが確定している(未確定の場合は先にHSコードを確認する)
  • 一般商材である(食品衛生法・電波法・薬機法等の他法令がかかる品目は事前確認が必要)
  • 出荷地が対応地域である(東莞・杭州・深圳・広州・上海・寧波等の主要都市)
  • 業務目的の輸入である(個人利用・一回限りの少量輸入は対象外)

HSコードが決まっていない場合は、先にこちらをご確認ください。

HSコードが未確定のまま輸入するリスク

手元に用意しておくもの

料金計算ツールを使うには以下の情報が必要です。事前に確認しておくとスムーズです。

  • 出荷地の都市名(例:東莞・深圳・上海)
  • 貨物の重量(kg)
  • 貨物の容積(CBM)
  • 日本側の配送先(都道府県・住所)
  • 輸入する品目の概要

CBMがわからない場合は以下で計算できます。縦(m)×横(m)×高さ(m)=CBMです。

例えば50cm×50cm×50cmの荷物なら0.5×0.5×0.5=0.125CBMです。複数の梱包がある場合は合計して計算してください。

ステップ①:無料トライアルに登録する

DIGISHIPの料金計算ツールを使うには、まず無料トライアルへの登録が必要です。登録に必要な情報はメールアドレス・お名前・電話番号の3項目のみです。クレジットカード情報は不要です。

無料トライアルに登録する

トライアルでできること・できないこと

  • できること:料金計算ツールの利用・出港スケジュールの確認
  • できないこと:輸送の予約(本登録後に利用可能)

料金だけ確認したい場合は、トライアル登録のみで問題ありません。実際に輸送を手配する段階で本登録に進みます。

ステップ②:料金計算ツールで見積もりを確認する

トライアル登録後、料金計算ツールにアクセスします。出荷地・重量・CBM・配送先を入力すると、海上運賃・通関料・国内配送料を含むオールイン料金の目安が表示されます。

入力項目の説明

  • 出荷地:工場または倉庫がある中国の都市名を選択
  • 重量:梱包後の実測重量をkg単位で入力。概算でも構いません
  • CBM:梱包後の容積をCBM単位で入力。計算方法は上記を参照
  • 配送先:日本側の最終配送先(都道府県または住所)を入力

表示される料金の内訳

料金計算ツールに表示される金額には以下が含まれます。

  • 海上運賃(中国の出荷地から日本の港まで)
  • 輸入通関料
  • 日本国内配送料(港から指定住所まで)

以下は含まれません。

  • 輸入関税(品目・HSコード・評価額によって異なる)
  • 輸入消費税(10%)
  • 税関検査費(検査が発生した場合のみ)

※表示される料金は参考価格です。燃料サーチャージ・為替・時期により変動します。正式な料金は予約手続き時に確定します。

ステップ③:本登録・予約手続きに進む

料金を確認して利用を決めたら、本登録に進みます。本登録後に予約手続きが可能になります。

本登録に必要な書類・情報

  • 会社情報(会社名・住所・担当者名・連絡先)
  • 輸入者情報(輸入申告に使用する事業者情報)
  • 品目情報(輸入する商品のHSコード・品名・概要)

予約の入力手順

本登録後、システム上で「予約手続き」から以下を入力します。

  • 出荷地・搬入予定日
  • 品目・重量・CBM
  • インボイス金額・通貨
  • 日本側の配送先住所
  • 希望する輸送サービス(通常便・SUPER EXPRESS・FCLコンテナ)

予約が完了すると、フォワーダーから搬入先CFS(コンテナフレートステーション)の情報とカット日が通知されます。

ステップ④:出荷準備・搬入

工場への指示(搬入日・梱包・書類)

予約完了後、工場に以下を指示します。

  • 搬入先CFSの住所・担当者名・連絡先
  • カット日と搬入期限時刻
  • 梱包の要件(梱包強度・段ボール番号の記載等)
  • 書類の作成依頼(インボイス・パッキングリスト)

工場への指示は必ず書面(メール等)で行い、確認を取ってください。口頭のみでの指示は搬入先の誤りや書類不備の原因になります。

インボイス・パッキングリストの準備

インボイスとパッキングリストは通関に必要な書類です。工場から受け取ったら、出荷前に必ず内容を確認してください。確認すべきポイントは以下です。

  • 品名が具体的に記載されているか(「GOODS」「PARTS」は不可)
  • 単価×数量=合計金額が一致しているか
  • 原産国(CHINA)が記載されているか
  • インボイスとパッキングリストの品名・数量が一致しているか
  • 重量・容積が実測値で記載されているか

書類の不備は通関トラブルの主な原因です。詳しくは中国側の書類不備で輸送が止まる典型パターンをご覧ください。

カット日の確認

カット日は予約完了時にフォワーダーから通知されます。カット日を過ぎると次の便まで待つことになるため、工場への出荷指示は必ずカット日の3〜5日前に出してください。カット日管理の詳細はこちらをご覧ください。

ステップ⑤:輸送中の進捗確認

貨物がCFSに搬入されて出港すると、DIGISHIPのシステム上で輸送の進捗をリアルタイムで確認できます。以下の状況が随時更新されます。

  • 出港済み・航海中
  • 日本側港着
  • 通関申告中
  • 通関完了・国内配送中
  • 配送完了

フォワーダーへの問い合わせなしに状況を確認できるため、担当者が不在の場合でも進捗を把握できます。

ステップ⑥:日本側通関・配送・着荷

通関時に必要な対応

通関は通常1〜2日で完了します。書類に問題がない場合は特に担当者側での対応は不要です。

ただし以下の場合は追加対応が必要になります。

  • 税関検査の対象になった場合:通関業者からの連絡に従い対応する
  • 書類に不備が発覚した場合:修正書類を工場に依頼して通関業者に提出する
  • 他法令の確認が必要な場合:該当省庁への申請手続きが必要になる

着荷確認

配送完了後、以下を確認してください。

  • 数量・品目に過不足がないか
  • 破損・水濡れ等がないか(あれば写真を撮って記録する)
  • 関税・消費税の納付(納付書が届いた場合は期限内に支払う)
  • 実際の費用を記録する(重量・CBM・各費用の内訳)

初回輸送でよくある詰まりポイント

  • HSコードが決まっていなかった:DIGISHIPはHSコード確定が前提。利用前に必ず確認する。確認方法はこちら
  • カット日ギリギリに工場に指示を出して間に合わなかった:カット日の3〜5日前には工場への指示を完了させる
  • 書類の不備で通関が止まった:工場からインボイス・パッキングリストを受け取ったら必ず内容を確認してから搬入させる
  • CBMを正確に計算していなかったため料金に差が出た:梱包後の実測値で計算する。製品仕様書の寸法をそのまま使うと誤差が出やすい
  • 関税・消費税を原価に含めていなかった:オールイン料金に関税・消費税は含まれない。事前に税関のHSコード検索で関税率を確認して原価計算に組み込む

2回目以降の利用をスムーズにするコツ

  • 初回輸送の費用内訳・リードタイムを記録しておく(2回目以降の原価計算の基準になる)
  • 品目別のHSコード・梱包条件・インボイス記載品名を一覧にまとめておく
  • カット日から逆算した「工場への出荷指示日」をカレンダーに登録する習慣をつける
  • 春節・国慶節前は通常より2〜3週間早めにスケジュールを組む

サービス詳細を確認する

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