中国から日本への輸送で遅延が起きる原因|工程別の詰まりポイントと対策

遅延が起きる4つの工程

本記事の内容は輸入通関に関する一般的な情報です。通関の最終判断は税関に帰属するため、本情報は許可を保証するものではありません。個別の品目・案件については、フォワーダーまたは通関業者にご確認ください。

「また遅れた」という状況が繰り返されるなら、原因は輸送手段ではなく工程の設計にあることが多いです。中国から日本への輸送で遅延が起きる場所は、ほぼ4つの工程に集中しています。

工程①:中国側の搬入・カット日管理

カット日とは、フォワーダーが指定する貨物の搬入締切日です。この日までに港のCFSに搬入しないと、次の便に回されます。次の便まで1週間待つケースもあります。

よくある失敗は「製造完了日=出荷日」と思い込んでいること。製造が完了してから梱包・検品・トラック手配・港への搬入まで2〜5日かかります。この工程を見落としてカット日を過ぎるケースが非常に多い。

工程②:港での混雑・スペース不足

特に春節前・国慶節前・年末は出荷が集中します。コンテナのスペースが埋まり、予約していた便に積めないケースがあります。上海港・寧波港などの大型港でも、繁忙期は1〜2週間のスペース待ちが発生することがあります。

対策は繁忙期を見越して2〜3週間早めにスケジュールを組むことです。カット日の管理方法はこちらにまとめています。

工程③:日本側の通関

書類に問題がなければ通関は1〜2日で完了します。ただし以下のケースでは数日〜数週間止まることがあります。

  • HSコードの誤り・未確定
  • インボイス・パッキングリストの記載不備
  • 他法令(食品衛生法・電波法・薬機法など)の確認が必要な品目
  • 税関検査の対象になった場合

通関で止まる原因と対策の詳細はこちらをご覧ください。

工程④:国内配送の接続

通関が終わっても、港から配送先までの国内輸送が別手配になっていると、ここでまた時間がかかります。通関業者・国内配送業者・フォワーダーが別々の会社の場合、手配の引き継ぎで1〜3日ロスするケースがあります。

オールイン料金のサービスを使うと、通関後の国内配送もまとめて手配されるため、この接続のロスが起きません。

工程別の遅延パターンと対策

  • カット日を過ぎて次の便に回る:製造完了から搬入までの日数を逆算してスケジュールを組む
  • 繁忙期にスペースが取れない:春節・国慶節前は2〜3週間早めにブッキングする
  • 通関で書類不備が発覚する:出荷前にインボイス・パッキングリストをチェックリストで確認する
  • HSコードの誤りで通関が止まる:事前にHSコードを確定させ、フォワーダーに確認してもらう
  • 国内配送の手配が遅れる:通関・国内配送込みのオールイン料金サービスを使う

遅延を事前に防ぐチェックリスト

  • カット日を確認し、製造完了から搬入までの日数を逆算しているか
  • 春節・国慶節など繁忙期の影響を考慮したスケジュールになっているか
  • HSコードは確定しているか
  • インボイス・パッキングリストの記載内容は正確か
  • 他法令の対象品目でないか確認しているか
  • 通関後の国内配送まで一括で手配できているか

チェックリストをシステムで自動化する

このチェックリストを毎回手動で確認していると、担当者の負担が大きくなり、交代時にミスが起きやすくなります。DIGISHIPはカット日・進捗・書類の管理をシステム上で行えるため、チェック漏れを防げます。担当者が不在のときも誰でも同じ操作で状況を確認できます。

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遅延の原因を工程で整理したあとは、輸送手段の選択を見直すことで改善できるケースがあります。

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