DIGISHIPが向いている会社とは?従来型フォワーダーとの運用方式を比較

DIGISHIPが向いているのは、中国から日本へ継続的に商品を輸入し、輸送条件、見積範囲、進捗、必要書類を社内で整理したい法人・個人事業主です。

特に、1回200kg以上の業務輸送があり、航空・クーリエからの切り替え、複数担当者での情報共有、フォワーダーの見直しを検討している会社に適しています。

一方、担当者との個別調整を重視する案件や、特殊な条件を都度組み立てる案件では、従来型フォワーダーの運用が合うこともあります。重要なのは、どちらが優れているかではなく、自社の貨物と社内運用に合っているかです。

なお、1回200kg以上という基準は輸送相談の受付基準です。航空、クーリエ、海上などの輸送方法を分ける絶対的な境界ではありません。

DIGISHIPが向いている会社

中国から日本へ継続輸入している

継続輸入では、出荷のたびに商品情報、集荷場所、重量、容積、納期、配送先を確認します。

過去の条件や注意点を整理しておくと、次回の見積依頼や社内確認を進めやすくなります。単発の輸送ではなく、同じ商品や似た条件の貨物を繰り返し輸入する会社ほど、情報整理の効果を得やすくなります。

1回200kg以上の業務輸送がある

DIGISHIPへの輸送相談は、中国から日本への1回200kg以上の業務輸送を対象としています。

重量だけで輸送方法が決まるわけではありません。容積、貨物の形状、出荷地、日本側配送先、希望納期、取引条件などを合わせて確認します。

輸送条件を社内で整理したい

見積依頼に必要な情報が担当者のメールや表計算ファイルに分かれていると、同じ確認を繰り返すことがあります。

次のような情報を案件単位で整理したい会社には、情報整理を前提とする運用が向いています。

  • 中国側の出荷地
  • 日本側の配送先
  • 商品名と貨物内容
  • 梱包後の重量と容積
  • カートン数
  • インコタームズ
  • 希望する出荷時期と納期
  • Commercial InvoiceやPacking Listなどの書類

見積範囲を明確にしたい

国際輸送の見積書は、同じ「中国から日本まで」でも、集荷、輸出側費用、国際輸送、日本到着後の費用、通関、国内配送のどこまでを含むかが異なります。

DIGISHIPが向いているかを判断するときは、表示金額だけでなく、見積条件と費用範囲を整理したいかを確認してください。

複数の見積書を比較する方法は、フォワーダー見積書の読み方で解説しています。

航空・クーリエからの切り替えを検討している

輸入量が増えると、これまで利用していた航空輸送や国際クーリエ以外の方法を比較する場面があります。

ただし、重量だけを理由に海上輸送へ変更すると、納期、出荷頻度、保管在庫、日本到着後の費用が合わないことがあります。

DIGISHIPは、現在の輸送方法を前提に、次回以降の条件を整理して相談したい会社に向いています。輸送方法の候補を先に確認する場合は、中国輸入の輸送条件を整理する統合ツールをご利用ください。

複数の担当者で情報を共有したい

購買、物流、経理、販売など、複数部署が輸入に関わる会社では、担当者ごとに必要な情報が異なります。

輸送条件、見積範囲、進捗、書類、確認事項を共通の情報として管理したい場合は、オンライン管理を前提とする運用が適しています。

担当者の不在や交代があっても、他の担当者が案件の前提条件を確認できる状態を作りたい会社に向いています。

出荷条件や進捗を案件ごとに整理したい

中国工場からの出荷準備、国際輸送、日本での通関・配送では、確認する内容とタイミングが異なります。

電話やメールによる個別連絡だけでなく、案件単位で情報を整理し、次に何を確認するかを明確にしたい会社は、DIGISHIPの運用方式を検討できます。

DIGISHIPに向いていない相談

次の相談は、DIGISHIPを利用した中国から日本への業務輸送の対象としていません。

  • 個人使用を目的とした少量輸入
  • 一回限りの小口輸入
  • 個人購入や海外通販商品の取り寄せ
  • 数kg程度の国際宅配
  • 商品の購入、検品、支払いなど輸入代行だけの依頼
  • 模倣品・偽造品またはその疑いがある商品

また、次のように輸送条件が分からない状態では、具体的な確認を進められません。

  • 商品内容や用途が分からない
  • 中国側の出荷地が分からない
  • 日本側の配送先が決まっていない
  • 梱包後の重量の目安が分からない
  • 荷送人となる工場や取引先を確認できない

食品、危険物、化粧品、医療機器、規制品、大型設備などの特殊貨物は、このページで想定する一般貨物とは確認事項が異なります。必要な許可、届出、輸送条件、対応可否を出荷前に個別確認する必要があります。

従来型フォワーダーとの違いは運用方式にある

従来型フォワーダーとDIGISHIPの違いは、単純な料金や対応力の優劣ではありません。担当者との個別調整を中心に進めるか、条件と情報を整理しながらオンライン管理を取り入れるかという運用方式の違いです。

従来型フォワーダーでもオンライン管理を導入している会社があり、DIGISHIPでも担当者による確認や調整が必要です。実際の進め方は会社や案件によって異なります。

比較項目 担当者との個別調整を中心とする運用 情報整理・オンライン管理を中心とする運用
相談方法 担当者へ案件ごとに条件を伝え、個別に調整する 必要な条件を整理したうえで案件を共有する
情報の保管 メール、電話記録、社内ファイルなどで管理する 案件に関する情報をまとめて確認する運用を取り入れる
社内共有 窓口担当者が情報をまとめて関係者へ伝える 複数担当者が同じ条件を確認できる状態を作る
条件変更 担当者と相談しながら個別に調整する 変更前後の条件を整理して共有する
適しやすい案件 特殊条件が多く、都度の詳細な調整が必要な案件 継続輸入で、案件情報を一定の形式で管理しやすい一般貨物

担当者との個別調整が向いている案件

次のような案件では、担当者と細かく相談しながら条件を組み立てる運用が適していることがあります。

  • 貨物の形状や荷役方法が毎回大きく異なる
  • 大型設備や重量物など、個別の輸送設計が必要
  • 複数国を経由するなど、輸送経路が複雑
  • 特殊な契約条件や決済条件がある
  • 関係者が多く、案件ごとに個別調整が必要

このような案件で従来型フォワーダーを利用している場合、オンライン管理へ変更すること自体を目的にする必要はありません。現在の担当者が貨物特性を理解し、必要な調整ができているかを基準に判断します。

情報整理・オンライン管理が向いている案件

次のような案件では、DIGISHIPの運用方式を検討しやすくなります。

  • 中国から日本へ同じ商品や類似商品を継続輸入している
  • 出荷地、配送先、重量などの条件を一定の形式で整理できる
  • 出荷案件を複数の担当者で共有したい
  • 見積条件と実際の出荷条件を分けて管理したい
  • 航空、クーリエ、海上などの候補を比較したい
  • 過去の輸送情報を次回の手配に活用したい
  • 担当者交代時の引き継ぎ負担を減らしたい

乗り換え前に準備する情報

現在のフォワーダーからの切り替えを検討する場合は、先に現在の輸送条件を整理します。

準備項目 確認する内容
商品情報 品名、用途、材質、型番、HSコード候補
中国側情報 工場名、集荷住所、連絡先、輸出者
貨物情報 1回あたりの重量、容積、箱数、梱包寸法
日本側情報 輸入者、日本側配送先、荷受け条件
取引条件 FOB、EXWなどの条件と指定場所
輸送実績 輸送方法、頻度、出荷時期、所要期間の記録
見積・請求 現在の見積範囲、請求項目、追加費用の発生条件
通関情報 過去の申告資料、必要書類、確認事項

乗り換えの具体的な進め方は、フォワーダーを乗り換える手順にまとめています。DIGISHIPの利用開始手順は、利用開始前の準備と流れをご確認ください。

向き不向きのチェックリスト

次の項目に多く当てはまる場合は、DIGISHIPへの相談を検討できます。

  • 中国から日本へ継続的に輸入している
  • 1回200kg以上の業務輸送がある
  • 一般貨物を輸送している
  • 商品内容を具体的に説明できる
  • 中国側の出荷地が分かる
  • 日本側の配送先が分かる
  • 重量の目安が分かる
  • 輸送条件や見積範囲を整理したい
  • 航空・クーリエ以外の方法も比較したい
  • 複数担当者で案件情報を共有したい
  • 過去の出荷条件を次回へ引き継ぎたい

商品内容や輸送条件がまだ固まっていない場合は、先に中国輸入の輸送条件を整理する統合ツールをご利用ください。

DIGISHIPのサービス内容と利用開始方法

このページでは、DIGISHIPの向き不向きと運用方式の違いに限定して説明しています。

自社の輸送条件に合うか相談する

中国から日本への1回200kg以上の業務輸送で、商品内容、中国側の出荷地、日本側の配送先、重量の目安が分かっている場合は、輸送相談フォームをご利用ください。

cn-import.jpで相談を受け付けた後、相談内容をDIGISHIPへ共有します。最初の連絡からDIGISHIP担当者が対応します。

中国から日本への業務輸送を相談する