深圳から日本へ送る前に確認すること
深圳発の輸送で失敗しやすいのは、輸送手段の選び方だけではありません。
本当に詰まりやすいのは、商品内容を正確に説明できないまま、料金確認や出荷手配へ進んでしまうことです。
深圳周辺では、電子部品、ガジェット、スマートフォン周辺機器、LED関連商品、小型家電に近い商品、電池を含む商品、Bluetooth・Wi-Fiなど通信機能を持つ商品が出てきやすくなります。
これらの商品は、一般雑貨として扱えるものもありますが、電池、危険品、電気用品、電波法対象品、ブランド表示、用途によっては事前確認が必要です。
このページでは、深圳周辺の工場・サプライヤーから日本の倉庫、FBA、店舗、会社住所へ送る法人・個人事業主向けに、輸送前に整理すべき条件、通常海上・SUPER EXPRESS・FCLの判断、DIGISHIPに向く案件と向かない案件を整理します。
個人使用の少量輸入、一回限りの小口輸入、模倣品・偽造品、危険品、商品内容が不明な案件は、対象外または事前確認が必要です。
このページの対象
このページは、次のような深圳発の業務輸送を対象にしています。
- 深圳周辺の工場・サプライヤーから日本へ継続的に商品を送る
- 電子部品、ガジェット、スマートフォン周辺機器、LED関連商品を扱っている
- 雑貨、EC向け商品、FBA向け商品を輸入している
- 航空輸送やクーリエの費用が高く、海上輸送へ切り替えたい
- 200kg〜600kg前後の中量貨物を継続的に送っている
- FBA、国内倉庫、店舗、会社住所へ納品したい
- 電池、通信機能、電気用品、規制品の確認に不安がある
深圳発は、義烏や広州のような市場仕入れ型の多品種輸送とは少し違います。
商品点数よりも、商品仕様、電池の有無、通信機能、型番、用途、証明資料、ブランド表示の確認が重要になる案件が多くなります。
深圳発で最初に確認する5つの条件
深圳から日本へ送る前に、最低限、次の5つを整理してください。
1. 商品の正確な内容
商品名だけでは、輸送可否や通関条件は判断できません。
「ガジェット」「パーツ」「アクセサリー」「電子部品」だけでは不十分です。
次の情報を商品ごとに整理してください。
- 正式な商品名
- 型番
- 材質
- 用途
- 写真
- 仕様書または商品説明資料
- 電池の有無
- 通信機能の有無
- ブランド表示の有無
2. 電池の有無
深圳発では、電池を含む商品が混ざりやすくなります。
電池単体なのか、機器に内蔵されているのか、商品に同梱されているのかで、確認すべき内容が変わります。
電池の有無が不明なまま料金確認へ進むのは危険です。輸送可否、必要資料、梱包、申告内容の確認が後から発生します。
3. 通信機能の有無
Bluetooth、Wi-Fi、無線通信、アプリ連携などの機能がある商品は、電波法対象品に該当するか確認が必要になることがあります。
通信機能がある場合は、商品説明資料、型番、仕様、使用用途を整理してください。
4. 重量・CBM・カートン数
輸送費を確認するには、重量だけでなくCBMも必要です。
深圳発の電子部品やガジェットは、軽くても梱包後の容積が大きくなることがあります。
商品単体のサイズではなく、出荷時のカートンサイズ、カートン数、総重量、総CBMを確認してください。
5. 日本側の配送先
日本側の配送先がFBA、国内倉庫、店舗、会社住所のどれかによって、配送条件が変わります。
FBA向けの場合は、SKU、商品ラベル、カートン情報、納品先、納品予定日も整理してください。
深圳発で詰まりやすいポイント
商品説明が粗い
深圳発では、商品名だけでは判断できない商品が多くあります。
例えば、「USB機器」「スマホアクセサリー」「LED商品」「電子パーツ」といった表現だけでは、通関や輸送確認に必要な情報として不足します。
商品ごとに、何に使うものか、電気を使うか、電池を含むか、通信機能があるか、肌や人体に触れるかを整理してください。
電池入り商品が一般貨物に混ざる
通常の雑貨と、電池入り商品を同じ感覚で扱うと、輸送前の確認で止まります。
電池入り商品がある場合は、商品ごとに分けて確認してください。
- 電池単体か
- 機器に内蔵されているか
- 商品に同梱されているか
- リチウム電池か
- 破損、膨張、リコール品ではないか
少しでも不明な場合は、料金確認より先に案件条件を相談してください。
通信機能付き商品を見落とす
Bluetooth、Wi-Fi、無線通信、アプリ連携機能がある商品は、見た目が雑貨に近くても確認が必要です。
スマートウォッチ、ワイヤレス機器、スマート家電、リモコン、センサー、通信モジュールなどは、商品説明資料を準備してください。
ブランド品・模倣品の確認が甘い
深圳発では、ブランド表示やロゴ付き商品が混ざる場合があります。
模倣品・偽造品は取り扱えません。ブランド品に見える商品、ロゴ付き商品、権利関係が不明な商品は、料金確認へ進める前に確認が必要です。
深圳発で扱われやすい商品の一般例
深圳発では、次のような商品の相談が出やすくなります。
- 電子部品
- スマートフォン周辺機器
- PC周辺機器
- LED関連商品
- ガジェット
- 小型家電に近い商品
- センサー、ケーブル、アダプター
- EC向け雑貨
- パーツ、部材
ただし、これらをまとめて「雑貨」として扱うのは避けてください。
電気を使う商品、電池を含む商品、通信機能を持つ商品、人体に触れる商品、食品に触れる商品は、それぞれ確認内容が変わります。
深圳発の確認項目
深圳発では、料金確認の前に次の項目を確認してください。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 商品名・型番 | 通関、輸送可否、商品説明に使うため |
| 材質・用途 | HSコードや規制確認に使うため |
| 電池の有無 | 危険品・輸送条件の確認に使うため |
| 通信機能の有無 | 電波法対象品の確認に使うため |
| ブランド表示 | 模倣品・権利関係の確認に使うため |
| 重量・CBM | 輸送費とR/T計算に使うため |
| カートン数 | 倉庫搬入、検品、国内配送で使うため |
| 日本側配送先 | 国内配送費、FBA納品、納期確認に使うため |
香港経由や華南物流との違い
深圳発では、香港経由や華南エリアの別ルートと比較されることがあります。
ただし、香港経由が常に有利とは限りません。
商品内容、電池の有無、通信機能、輸送手段、必要書類、搬入条件、配送先によって判断が変わります。
深圳からそのまま動かすべきか、東莞・広州側の導線も確認するべきか、香港経由を検討するべきかは、商品と輸送条件を整理したうえで判断してください。
工場集荷と倉庫搬入の注意点
深圳発では、工場集荷か倉庫搬入かを先に決めます。
工場集荷で確認すること
- 工場住所
- 出荷可能日
- 梱包状態
- カートン数
- 総重量
- 総CBM
- 商品別の明細
- 積み込み条件
工場側が商品内容や型番を正確に出せない場合、日本側での確認が遅れます。
倉庫搬入で確認すること
- 倉庫搬入先
- 搬入期限
- 商品ラベル
- SKU
- カートン番号
- 商品ごとの数量
- 電池入り商品と通常商品の分別
- インボイスと実物の一致
深圳発では、規制確認が必要な商品を一般貨物に混ぜないことが重要です。
通常海上が向くケース
通常海上は、商品内容と書類が整理できており、納期に余裕がある深圳発の継続輸送に向きます。
- 200kg以上の貨物を継続的に送る
- 商品内容が一般貨物として整理できている
- 電池、通信機能、規制品の確認が済んでいる
- FBA、国内倉庫、店舗、会社住所へ送る
- 航空やクーリエの費用を下げたい
- 納期よりもコストを重視する
通常海上では、船の航海日数だけで判断しないでください。
実際のリードタイムには、中国側集荷、倉庫搬入、カット日、船積み、日本側通関、国内配送が含まれます。
SUPER EXPRESSを検討するケース
SUPER EXPRESSは、通常海上では納期が遅く、航空やクーリエでは費用が高い場合に検討する輸送手段です。
深圳発で検討する場合は、出荷地、搬入条件、重量、CBM、商品内容、配送先が対応条件に合うか確認してください。
- 200kg〜600kg前後の中量貨物である
- 通常海上では納品日に間に合わない
- 航空やクーリエの費用を抑えたい
- FBA納品日や販売予定から逆算する必要がある
- 商品内容、重量、CBM、配送先が整理できている
- 電池、通信機能、規制品の確認が済んでいる
深圳発では、商品確認が済んでいない状態でSUPER EXPRESSを判断しないでください。
特に電池入り商品、通信機能付き商品、電気用品に近い商品は、先に商品内容を確認してください。
FCLを検討するケース
深圳発でFCLを検討するのは、物量がまとまり、混載ではなくコンテナ単位で管理したい案件です。
電子部品やガジェット系の商品では、商品単価、破損リスク、梱包状態、納期管理を含めて判断します。
- 同じ商品を大きなロットで送る
- 1社または少数サプライヤーから出荷する
- 混載を避けたい
- 破損や紛失リスクを抑えたい
- 継続的にまとまった物量がある
- 梱包、積み付け、書類が整理できている
FCLは、物量が多ければ自動的に最適になるわけではありません。重量、CBM、商品点数、出荷頻度、日本側配送先を整理して判断してください。
深圳発でDIGISHIPに向く案件
DIGISHIPに向くのは、商品内容と輸送条件をある程度整理できている業務輸送です。
- 法人・個人事業主の継続輸入
- 深圳周辺の工場・サプライヤーから日本へ定期的に送る
- 電子部品、ガジェット、雑貨、EC向け商品を扱っている
- 200kg〜600kg前後の中量輸送がある
- 航空・クーリエから海上またはSUPER EXPRESSへ切り替えたい
- FBA、国内倉庫、店舗、会社住所へ納品する
- 商品名、型番、材質、用途、重量、CBM、配送先が分かっている
- 電池、通信機能、規制品の確認を進められる
上記に当てはまり、出荷地、重量、CBM、配送先、商品内容が整理できている場合は、料金確認へ進めます。
深圳発でDIGISHIPに向かない、または慎重確認が必要な案件
次の案件は、無理に料金確認へ進めないでください。
- 個人使用の少量輸入
- 一回限りの小口輸入
- 模倣品・偽造品
- 危険品
- 商品内容が不明な案件
- 型番、仕様、用途が分からない電子部品・ガジェット
- 電池の有無が分からない商品
- 通信機能の有無が分からない商品
- 重量、CBM、出荷地、配送先が不明な案件
- 食品、化粧品、医療機器、電気用品、電波法対象品など事前確認が必要な商品
- HSコードや商品説明資料がまったくない案件
これらに該当する場合は、料金確認より先に商品内容と輸送条件を整理してください。
料金確認前に用意する情報
深圳発の料金確認では、次の情報が必要です。
- 中国側の出荷地:深圳の工場住所または倉庫住所
- 日本側の配送先:FBA、国内倉庫、店舗、会社住所
- 商品名、型番、材質、用途
- 商品写真または商品説明資料
- 電池の有無
- 通信機能の有無
- ブランド表示の有無
- 総重量、総CBM、カートン数
- サプライヤー数
- 希望納期
- インコタームズ
- HSコードの有無
- 危険品・規制品に該当しないか
深圳発では、重量と配送先だけでは不十分です。
特に電子部品、ガジェット、電池入り商品、通信機能付き商品は、商品内容を説明できる状態にしてから料金確認へ進んでください。
深圳発の原価管理で確認すること
深圳発の商品は、航空やクーリエを使い続けると輸送費が利益を圧迫しやすくなります。
特に、電子部品やガジェット系の商品は、販売単価、仕入単価、送料、関税、輸入消費税、国内配送費を合わせて確認する必要があります。
航空から海上、またはSUPER EXPRESSへ切り替える場合は、送料だけでなく、納期、在庫日数、FBA納品予定、販売計画も合わせて判断してください。
深圳発で相談した方がよいケース
次に当てはまる場合は、料金確認より先に相談してください。
- 電池入り商品を輸送できるか分からない
- Bluetooth、Wi-Fiなど通信機能がある
- 小型家電に近い商品を扱っている
- 商品名や型番はあるが、仕様書がない
- HSコードが分からない
- FBA納品用にSKUやカートンを整理したい
- 通常海上、SUPER EXPRESS、FCLのどれが合うか分からない
- 現在のフォワーダーで港着後費用や追加費用が読めない
深圳発の輸送は、出荷地だけで判断できません。
商品内容、電池、通信機能、重量、CBM、配送先、書類、規制確認まで整理してから進める必要があります。
他の出荷地も確認する
深圳以外の出荷地が混ざる場合は、関連ページも確認してください。
東莞の工場から出る商品が多い場合は、東莞ページを確認してください。
広州の市場仕入れやアパレル・雑貨が混ざる場合は、広州ページを確認してください。
義烏の小物雑貨や多品種商品が混ざる場合は、義烏ページを確認してください。
深圳発の輸送条件を整理する
深圳発の輸送では、出荷地だけでなく、商品名、型番、材質、用途、電池の有無、通信機能の有無、重量、CBM、配送先、HSコード、インコタームズを整理することが重要です。
条件が整理できている場合は、料金確認へ進んでください。
商品説明に不安がある、電池や通信機能の確認が必要、規制品に該当するか分からない、輸送手段が分からない場合は、先に診断ツールまたは相談フォームで条件を整理してください。
